水を飲むハチ達
最近、蜂がよく水を飲んでいるのを見る。写真は、バケツで水を飲むアシナガバチ(左端)と、それを見ているバケツの住人のメダカ(水面中央部)。別の場所に置いているメダカの甕では、大きなスズメバチが溺れてしまっていた。かわいそうに、ツルツル滑る陶器の素材で脚を滑らせたか。飲んでいるところを観察していると、本当に「ゴクゴク」という感じ。といっても、人間がごくごく飲むと喉が動くが、ハチの場合は縞々のお腹の部分が「ゴクゴク」と動いて見える。小さな体でそんなに飲めるのかと思うほど。(ハチが水を飲む理由について後ほどネット検索したところ、色々な情報があり正解がわかりづらいが、ナショナルジオグラフィックのサイトに記載の理由は次の通り。「自分の水分補給の他、巣に持ち帰り巣内の温度を下げる、巣の仲間や幼虫に分け与える(一旦飲み込んだ水を口移しで。)」
蜂は完全変態。
昆虫の項目が手薄なので、試験対策メモ。
完全変態 / 不完全変態 / 無変態がある。
◆完全変態の特徴は蛹の時期があること。完全変態のメリットは、幼虫と成虫で棲む場所も食べ物も違うため、成虫幼虫間での奪い合いが無い。完全変態の代表的な種類:チョウ目(鱗翅目)、ハチ目(膜翅目)、コウチュウ目(鞘翅目)、ハエ目(双翅目)
◆不完全変態の特徴は、多くの場合幼虫の頃に既にハネを持つこと。不完全変態の代表的な種類:シロアリ目(等翅目)、カメムシ目(半翅目)、トンボ目、バッタ目
◆無変態の代表的な種類:シミ目、イシノミ目
間違えやすいもの:セミ、トンボ。脱皮しているからといって完全変態ではなく、不完全変態。
昆虫網に属さないもの:ワラジムシ→軟甲網
セミはカメムシ目。アリはハチ目。ケラはバッタ目。
(※分類については間違っているかもしれない。ネットで調べると違う記載のものもある。)
試験勉強をすればするほど、これ全部完璧に回答できる人いるのかと思うほど。一番もどかしいのは、試験問題には出てくるものの実物を見たことが未だ無く、図鑑でしか見られていない樹木、花、昆虫、動物、鳥・・・が山ほどあるのに、とりあえずそれらを単なる暗記として頭に入れていかないとならないこと。とはいえ、一年中森林を歩き回っていられる訳もなく、仕方なしと割り切るしかない。お医者さんになるのだって、全部の症例を見たり手術経験があるわけでは無い状態で国家試験受けるのだしね。一緒にしてはいけないですが。