一次試験を終えて
森林インストラクターの一次試験が「合否はともかく」無事に終わった。
最前列ど真ん中の試験監督の目の前の席。人生でこんなに何かの前で中心だったことはないという位置にたじろぐも、席を気にする余裕など全くない試験だった。
珍しく7月と8月にそれぞれ1週間ぐらいずつ体調を崩していたので、万全な体調で4科目4時間半超の試験に最後まで取り組めただけでも、無事に終わったと祝いたい。
能登半島のこともある。ままならない日夜を送っている人達の居ることを思えば、身体も壊さず、試験会場に無事に着けて受けて帰って来られるというのは、それだけでもう幸運だ。
実際の試験はというと。 とにかく文字を沢山書く試験。科目によっては、80分の中で選択、穴埋め、○×問題の他に1300字近い記述が必要。
起承転結や文章的な完成度を考えている余裕は全く無い。 実際、4科目全てにおいて、最後の5秒まで鉛筆を動かしていた。どんな回答であれ、1点でもプラスになる可能性がゼロではないので、とにかく諦めないことだと粘った。 (歳をとるごとに、最後まで諦めないようになっている気がする。諦めても次がある若い頃とは思考が変わってくるのだろうか。)
毎年出る難問=もはや問題に出てくる単語が分からない、または、そうくるか!という問題もやはりあったが、それでも粘った。ダメだろうけど。 長時間の大量の文字書きに耐えるべく0.7のBのシャープペンで行ったのは良かった。まとまるくん消しゴムも片付けがラクで良かった。
試験なるものを受けたのは、TOEICを受けた10年ぶり。(皆が言ってるトーイックってなんだろうと試しに受けてみた。要らないのに。)その時思ったのは、TOEICはスポーツだ!ということ。 今回も思った。試験はある意味スポーツ。 体力と瞬発力がいる。一瞬でもボヤッとすれば時間が過ぎて集中力が切れてしまう。 明らかにズレた回答と分かりながら、1ミリでも引っかかればと書いたものも含めて、とりあえず全て回答した。 自分ならではの思いを載せた回答もいくつか出来た。
とはいえ、時間が経つにつれ、あそこはこう書くべきだったんじゃないか、あれで良かったのか、しまった間違えた・・・などの気持ちが去来する。一次の合否が分かるまでの一ヶ月これではたまらないので、今悩んで良くなることはひとつもないと自分に言い聞かせ、全部落ちたのだからまた来年!という心構えでいる安全策を取り、結果までを過ごしたい。
そして、しばらく試験勉強のために後回しにしてきた物事を片付けるのに時間を使おうと思う。 このメモは、試験勉強のためでなく個人的な自然メモとしてたまに続けていこうと思う。
※写真はシュウブンソウ。秋分の頃に咲くからということだが、本当に秋分の日の辺りに撮影した。実物を見た感想は、地味!そして葉が逆向き!実際、シュウブンソウを見ると誰もがこう思うのでは。私の好きなヤブタバコと同じような花のつき方と地味さ加減で、とても良い。今まで何年も同じところを歩いていたのに、今年初めて見つけたもの。